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糖尿病は、さまざまな合併症を引き起こすことから、生活習慣病の中でも特に恐れられている病気です。姫マツタケ(岩出101株)は、 この糖尿病にも効果を発揮することが確認されています。
● 糖尿病のメカニズム
糖尿病は、すい臓(ランゲルハンス島という部分)から分泌されるインスリンというホルモンが不足する病気のことです。インスリンが不足すると、 私たちの体の細胞はエネルギー源であるブドウ糖を取り込むことができなくなります。その結果、血液中に糖が取り残されてしまい、これが血管や末梢神経に障害をもたらし、 さまざまな合併症を引き起こすのです。糖尿病の原因のひとつは、すい臓から分泌されるインスリンの絶対量が少ないことです。これが原因の場合は、 インスリン依存型糖尿病といいます。もうひとつの原因は、肥満や運動不足により、インスリンの処理能力を越えるほどの量の糖があることです。これが原因の場合は、 非インスリン依存型糖尿病といいます。
 2タイプの糖尿病に効果あり
三重大学医学部の伊藤博士と志村博士らの実験では、インスリン依存型糖尿病のマウス10匹を、 姫マツタケ(岩出101株)の粉末5%を混合したエサを与えたグループと、普通のエサを与えたグループに、5匹ずつ分けて、 その経過を観察しました。すると、姫マツタケを与えなかったグループのマウスは、15〜17週目ですべてが死亡。 ところが、姫マツタケを与えたグループのマウスは、2匹(15週目に1匹、33週目に1匹)が亡くなったものの、 40週目に入っても3匹の生存が確認されました。また、非インスリン依存型糖尿病のマウスに対する別の実験でも、 効果が確認されています。姫マツタケ(岩出101株)を与えたグループは、与えなかったグループに比べ血糖値が減少、 また、インスリン分泌量も上昇することがわかりました。
(表7、表8)


表7
 姫マツタケ(岩出101株)の糖尿病マウスに対する血糖降下作用

 
 
相対的血清グルコース濃度(%)
姫マツタケを
与えない群
100
121.7±5.1
(100)
118.2±3.9
(100)
107.6±5.0
(100)
103.4±3.6
(100)
姫マツタケを
与えた群
100
90.0±3.2
(74)
82.6±4.1
(70)
89.5±5.6
(83)
91.3±3.2
(88)

*与えた姫マツタケは、子実体から得られた熱水抽出エキス粉末のABWE。飼料に5%添加した。
*( )は姫マツタケを与えられない群の数値を100としたときの相対数値。


表8 姫マツタケ(岩出101株)の糖尿病マウスのインスリン分泌に対する影響
 
 
血清インスリン濃度(μg/ml)
6(週)
姫マツタケを
与えない群
100
8.9±1.0
(90)
9.4±1.3
(98)
姫マツタケを
与えた群
100
13.7±1.5
(137)
12.9±1.4
(128)

*与えた姫マツタケは、子実体から得られた熱水抽出エキス粉末のABWE。飼料に5%添付した。
*( )は実験開始時のインスリン濃度を100としたときの相対数値。
伊藤浩子、伊藤均:「医学と生物学」第139巻、第1号1999年7月より引用


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