科学的学術データに裏付けられた
 
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アガリクス・ブラゼイ・ムリルは、抗ガン作用をはじめ、肝臓障害 の抑制、免疫強化、抗アレルギー作用など多くの効果をもつことが確認され、いまもっとも注目を集めているキノコです。
● 「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」の由来

     アガリクスは、学名を「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」(和名:ヒメマツタケ)といいます。
     1975年、世界で初めて人工栽培に成功。その快挙をなしとげたのは、岩出菌学研究所の所長・岩出亥之助博士とそのスタッフでした。
     アガリクス・ブラゼイ・ムリルの原産地は、南米ブラジルです。その東南部のサンパウロ市郊外の山中に自生しており、周辺住民は昔から食用にしていたといいます。1965年、岩出博士のもとへ不思議なキノコが送られてきました。送り主は、古本隆寿という、ブラジルで20数年農業を営み、キノコ栽培の勉強していた人でした。古本氏は岩出博士と交流があり、珍しいキノコがあるからと、岩出博士にそのキノコを送ったのでした。
     岩出博士のもとへ送られてきたキノコは、当時、学名は不明でした。その後、世界的に有名なハイネマン博士の鑑定により、「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」という学名であることが判明しました。
     人工栽培に取り組んだ岩出博士は、分類学的な和名として、このキノコを「ヒメマツタケ」と命名、日本菌学会でも認められ、菌類図鑑にも掲載されて、この名前が正式に確立したのです。

      
 多彩な薬理作用や有効性を確認

     ヒメマツタケは、はじめは食用として栽培が進められていましたが、一躍注目を集めたのは、三重大学医学部のキノコ研究グループにより、高い抗ガン作用が認められたからです。
     その後、多くの研究者によってさまざまな研究が進められ、抗ガン作用をはじめ、ガンの転移の抑制、肝臓障害の抑制、脱コレステロール、血清脂質低下作用、免疫強化、抗アレルギー作用など、多くの薬理作用や有効性が確認されています。

     
● 「アガリクス」は37種類のキノコの総称


     最近、「アガリクス茸」という名称が巷に流通し、ヒメマツタケと混同されています。しかし、菌類図鑑には「アガリクス茸」という名前のキノコはありません。「アガリクス」とは、キノコ分類上で「ハラタケ属」という意味で、キノコの固有名詞ではありません。したがって、「アガリクス茸」についての研究はおこなわれていません。
     なお、世界的なキノコ学者シンガー博士により、ハラタケ属には、ヒメマツタケをはじめ数百種類あり、国内には37種類のキノコがあることが報告されています。


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